先日、『ユニコーン企業のひみつ』を購入して読んでみました。
"ユニコーン企業のひみつ Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方 - Jonathan Rasmusson" https://t.co/rDWjKW3Edo
— kntmr (@knt_mr) 2021年4月26日
「チームに権限を与える」「チームを信頼する」ことで 自律性のあるチームにする というのが全体を通して書かれており、そのために Spotify が取り組んできたことが紹介されています。
このあたりはなかなか興味深い。
トライブの再編成でどのスクワッドに所属するかをメンバーに選んでもらうの、自己組織化がここまで進むとおもしろそう
— kntmr (@knt_mr) 2021年5月3日
この本の中で「エンタープライズ企業」とか「従来型企業」というのが頻繁に登場してユニコーン企業と比較されてるのですが、これらの前提が極端であまり納得感がない感じがします。
「計画や予算がゴールになりがちでプロダクトにフォーカスできていない」というのは確かにありそうだけど、いわゆる「従来型企業」でも準委任契約のプロジェクトでアジャイルやスクラムのような形を取ることは今となっては特に珍しい話ではないと思われます。
ただ、これに関して個人的に悩ましいのは、こういうプロジェクトだとなかなか規模 (売上) がスケールできないところが課題として捉えられてしまうところ。「うまみのないプロジェクト」みたいに言われてしまうと、そのプロジェクトのメンバーは仕事に対する意義を見出しにくくなるような気がします。その点で、リソースに投資して自律性のある小さいチームにするというのは、わりと合理的なのかなって思う今日この頃です。
読みやすくてなかなかおもしろい内容だったし、こういう本を通して自分たちのチームの課題に向き合うきっかけになったらいいのかなって。