プロダクトマネジメントのすべて 03

前回の続き。積読中の『プロダクトマネジメントのすべて』を (細々と) 読み進める。

プロダクトマネジメントのすべて 02 - kntmr-blog

今回は「ステークホルダーをまとめプロダクトチームを率いる」のところ。ちょっとやりすぎかもしれないけれど、バックログやタスクごとに RACI を決めてもいいかも。タスクの実行に関してメンバーの自律を促せるかもしれない。

動機づけの話は HIGH OUTPUT MANAGEMENT にも書いてあった気がする。あと、アウトソースは今まさに自分が気を付けないといけないところかもしれない...。

ドキュメンテーションに関してはプロダクトの階層ごとに書くべき情報が違いそう。たぶん。何か参考になるフォーマットないかなー。


以下、メモから抜粋。

Chapter 9

ステークホルダーとの関係
  • 誰がどんな権限を持っていて意思決定にどのように関与するか
  • DACI
    • Driver (推進者)
    • Approver (承認者)
    • Contributor (貢献者)
    • Informed (報告先)
プロダクトチームとの関係性
  • プロダクトチームのメンバーに権限を委譲する
    • 誰がタスクを完了する責任を持か可視化する
  • RACI
    • Responsible (実行責任者)
    • Accountable (説明責任者)
      • 成果物をレビューして外部に説明する責任を持つ
    • Consulted (協業先)
    • Informed (報告先)
プロダクトマネージャーの組織
  • プロダクト群全体のプロダクトマネージャー
    • プロダクト全体の方向性を決める
  • 個別機能はそれぞれのプロダクトマネージャーが担当する
    • プロダクトマネージャー間の責任範囲を明確に
    • 各プロダクトマネージャーがどのように貢献するかを可視化する
      • DACI, RACI
  • 意思決定のフローやドキュメント管理のルールを揃える
リーダーシップ
  • 内発的動機, 外発的動機
    • 興味/好奇心 (内発的) による動機づけを意識する
  • 極端なトップダウンボトムアップのバランスは弊害が大きい

Chapter 10

プロダクトに関する情報の透明化
  • コミュニケーションを可視化する
    • 意思決定の根拠や決定に至るまでの過程を共有する
  • プロダクト全体像を可視化する
    • 関わる機能が全体の中でどのような役割を担っているか
    • どうして必要なのか (Why) を理解する
    • 市場調査, ユーザーインタビュー, 仮説/検証結果 など
  • プロダクトの長期的な計画を共有する (ロードマップ)
チームビルディング
  • 心理的安全性, 信頼性, 目標設定 (期待値の調整), 仕事の目的, 成果の影響度
  • 認知共有
    • 価値観, 考え方, 組織文化, マナー を共有する
  • 動機づけ, 説明責任の意識づけ
    • 失敗を許容する文化
    • モチベーションを高く保つ, 責任を全うする
  • 快適ゾーン, 学習ゾーン, 不安ゾーン, 無関心ゾーン
    • 学習ゾーンを目指す (心理的安全性/説明責任が高い状態)
内製度の違い
  • アウトソースでも同じビジョンやミッションに沿って動くことを求める
  • 自社チームとアウトソースチームの役割を明確にする
    • DACI
  • アウトソースがプロダクト成長のボトルネックにならないか
チームビルディング
  • タックマンモデル
    • フォーミング (形成期)
    • ストーミング (混乱期)
    • ノーミング (統一期)
    • パフォーミング (機能期)
    • アジャーニング (散会期)
キックオフミーティング
  • 目的や全体像を共有する
  • チームのビジョンやミッションを共有する
  • インセプションデッキ
    • やらないことリスト
    • リスクを共有できる環境, 対策するひとを分散する仕組み
    • トレードオフスライダー (機能, 品質, 締切, 予算)
OKR / ふりかえり
  • 目標 (Objective)
    • 達成するもの, 定性的な目標
  • 主要結果 (Key Results)
    • 達成度を測るためのもの, 定量的な目標
    • 1つの目標に対して3-5個を定義する
  • ふりかえりでチームメンバーの働きを改善する
    • 問題 vs 私たち

Chapter 11

ドキュメンテーション
  • プロダクトの4階層に照らし合わせてドキュメントを作る
  • Product Requirements Document (PRD)
  • ビジョン/ステートメント (Core)
  • 戦略 (Core, Why)
    • 何をやるか or 何をやらないか
  • コンセプト (Why-What)
  • ロードマップ (What)
    • 何をどのような順番で作るかの見通し
  • プロダクト要件 (What-How)
コーチン
  • 傾聴, 問いかけ
    • 本人の気付きを促す
  • リフレクティングリスニング
プレゼンテーション
  • PREP
    • Point (結論) > Reason (理由) > Example (事例) > Point (結論)
  • プロダクトストーリー
    • どのようなユーザーがどのような状況でどのような課題を抱えているか
  • ストーリーテリング