java.lang.IllegalArgumentException: Comparison method violates its general contract!

自作の Comparator でリストをソートしたら初めて見るエラーメッセージが。

java.lang.IllegalArgumentException: Comparison method violates its general contract!

再現コード

Java 1.8.0_92 です。

なかなか再現できずいろいろ試した結果、以下のようになりました…。

public class Foo {
    private String name;
    public Foo(String name) {
        this.name = name;
    }
    public String getName() {
        return name;
    }
}
public class Sample {
    void execute(List<Foo> list) {
        list.stream()
                .map(o -> map(o.getName()))
                .sorted((o1, o2) -> compare(o1.getName(), o2.getName()))
                .count();
    }
    static Foo map(String name) {
        return new Foo(name.startsWith("a") ? name.toUpperCase() : null);
    }
    static int compare(String str, String other) {
        if (str == null) {
            return 1;
        }
        if (other == null) {
            return -1;
        }
        return str.compareTo(other);
    }
}

実行コード。

// リストの要素は32個以上
List<Foo> list = Arrays.asList(
        new Foo("xyz"), new Foo("abc"), new Foo("xyz"), ... , new Foo("xyz"), new Foo("abc"), new Foo("xyz"));

new Sample().execute(list);

解決 (とりあえず)

compare を以下のように変更するとエラーが発生しなくなります。

static int compare(String str, String other) {
    // ここを追加
    if (str == null && other == null) {
        return 0;
    }
    // ここまで
    if (str == null) {
        return 1;
    }
    if (other == null) {
        return -1;
    }
    return str.compareTo(other);
}

TimSort

すみません、詳しくは理解していないのですが、sort の内部では TimSort というアルゴリズムが使われており、Comparator のロジックに矛盾がある場合に今回のエラーが発生するようです。

上の再現コードでは、Comparator の o1, o2 が同値になるケースがあり、これらを比較するロジックを含める必要があります。

その他

尚、リストの要素が32個未満の場合、別のアルゴリズム (mini-TimSort) に切り替わるようで、この場合には今回のエラーは発生しません。

Spring の Bean Validation でエラーメッセージにフィールド名を埋め込む

Bean Validation と書いたが、メッセージにフィールド名を埋め込むのは、正確には Spring が提供する機能らしい。

サンプルコード


アノテーションは以下の通り。

@Retention(RetentionPolicy.RUNTIME)
@Target(ElementType.FIELD)
@Constraint(validatedBy = { SampleValidator.class })
public @interface SampleValidation {

    String value();

    String message() default "{com.example.demo.constraint.SampleValidation.message}";

    Class<?>[] groups() default {};

    Class<? extends Payload>[] payload() default {};

}

今回は Controller で @Validated を利用してフォームバリデーションをするパターン。

@RestController
public class DemoController {

    @Autowired
    MessageSource messageSource;

    @PostMapping("index")
    public String index(@RequestBody @Validated FooForm form, Errors errors) {
        if (errors.hasErrors()) {
            errors.getAllErrors().stream()
                    .map(e -> messageSource.getMessage(e, Locale.getDefault()))
                    .forEach(System.out::println);
            return "NG";
        }
        return "OK";
    }

    static class FooForm {
        @SampleValidation("foo")
        private String name;
        public String getName() {
            return name;
        }
        public void setName(String name) {
            this.name = name;
        }
    }

}

プロパティが未定義の場合、フォームクラスのフィールド名がメッセージの {0} にそのまま出力される。

com.example.demo.constraint.SampleValidation.message={0} is invalid.
name is invalid.

フィールド名をキーにしてプロパティを定義した場合、定義したフィールド名がメッセージの {0} に埋め込まれて出力される。

com.example.demo.constraint.SampleValidation.message={0} is invalid.
name=Name
Name is invalid.

<フィールド名> 形式と <フォームクラス>.<フィールド名> 形式を一緒に定義した場合、<フォームクラス.フィールド名> 形式のプロパティが優先される。

com.example.demo.constraint.SampleValidation.message={0} is invalid.
name=Name
fooForm.name=NAME
NAME is invalid.

Bootstrap と Vue.js で簡単なモックアップを作る

以前、Bootstrap ベースのモックアップについて書きました。

Bootstrap を利用して簡単なモックアップを作る - kntmr-blog

で、今回は Bootstrap + Vue.js 版のモックアップを作ってみました。モックアップとしての内容は Bootstrap 版と同じです。Vue.js と Webpack の初学習を兼ねているので、いろいろとあやしいところがあると思います。特に、Webpack の機能はまだよく理解できていない…。

github.com


以下、備忘録。

package.json を作る。

npm init

開発時に使うライブラリは --save-dev を付けてインストールする。実行時に必要なライブラリは --save を付けてインストールする。(たぶん)

npm install --save-dev webpack-dev-server webpack vue-template-compiler vue-style-loader vue-loader url-loader style-loader file-loader extract-text-webpack-plugin css-loader
npm install --save vue-router vue jquery bootstrap

package.json に scripts を定義して、npm run build で webpack コマンドを叩く。webpack.config.js の設定に従ってモジュールをビルドする。

{
  "scripts": {
    "dev": "webpack-dev-server",
    "build": "webpack"
  }
}

ローカルの動作環境には webpack-dev-server を使う。npm run dev でサーバーを立ち上げて、http://localhost:8080 にアクセスするとページが表示される。webpack-dev-server は、ファイルの変更を検知して自動でリビルドしてライブリロードする機能を持つ。

一応、vue ファイルでコンポーネント化しているが、試行錯誤したものの、いろいろと中途半端なところはありそう。

ご参考まで。

Oracle 認定資格デジタルバッジ

8月から Oracle 認定資格を保有していることを証明する電子証明書デジタルバッジ』の提供が開始されたようです。保有資格をオンラインで公開できるものらしい。

education.oracle.com

というわけで、Oracle Certified Java Programmer のデジタルバッジを入手。

Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8
Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 8

その他

Silver SE 8 を受験したときのメモはこちら。

kntmr.hatenablog.com

Gold SE 8 を受験したときのメモはこちら。

kntmr.hatenablog.com

サービスインと切り戻しについて

先日、お客様サイドで新規システムのリリース対応がありました。

が、新規システムに正しくデータが連携できなったようで、長時間の作業も虚しく、残念ながら切り戻しとなりました。ちなみに、切り戻しと言うのは、新規システムのリリースを取り止めて旧バージョンのシステムに戻すことです。

お客様サイドでは、不備(不整合)のあるデータを地道に直していたようなんですが、さすがに終わる見通しが付けられなかったようです。それでも、切り戻しの判断が下るまでかなり長い時間に亘って作業を続けていました。

なんとかリリースをやり切ってサービスインしようというような意思は感じましたが、もう少し早いタイミングで決断できなかったものか。

もしかしたら、見える範囲ではやり切れるという自負があったのかもしれません。しかし、見えないところに深い落とし穴はあるものです。

事前にリリース計画や作業手順は準備していても計画通りにいかないことはあると思います。計画にないタスクを手探りな状態で進めていると、次第に思考の冷静さを欠いていきます。その結果、重要な判断が先延ばしになり、ズルズルと長い時間に亘って悪い状況が続くことになります。

そうなる前に勇気をもってストップをかけられるか。切り戻しという決断ができるか。これが重要だと思いました。もちろん、事前に切り戻しの計画を立てていることも大事です。切り戻しで事故ったらどうしようもないので。

ただし、おそらく渦中のひとはこういう決断はなかなかできないので、マイルストーンを置いてこれに従うことを徹底するのがポイントだと思います。それか、当事者以外のひとがスケジュールを管理するか。

あと、システムは、切り戻し可能で、かつ切り戻し易いアーキテクチャにすることが大事だと思います。

自分もリリース対応の支援という形で28時間勤務(汗)となってしまいましたが、なかなか勉強になる1日でした。

Haskell を使ってみる 9 (高階関数1)

前回の続き

Haskell を使ってみる 8 (再帰) - kntmr-blog

引数に取ったり返り値として返せる関数を高階関数と呼ぶ。

カリー化関数

Haskell のすべての関数は引数を1つだけ取る。複数の引数を受け取るような関数はカリー化されている。関数を本来より少ない引数で呼び出すことを部分適用と呼ぶ。

Prelude> :t max
max :: Ord a => a -> a -> a -- a 型の値を引数に取る関数で、「a 型の値を引数に取って a 型の値を返す関数」を返す

これは、max :: Ord a => a -> (a -> a) と同義。

中置関数はセクションを使って部分適用する。

divideByTen :: (Floating a) => a -> a
divideByTen = (/10) -- 片側に値を置いて括弧で囲む

*Main> divideByTen 200
20.0

高階プログラミング

引数に関数を取ったり返り値として関数を返す関数の例。

 applyTwice :: (a -> a) -> a -> a -- 「a 型の引数を受け取り a 型を返す関数」を引数に取る
 applyTwice f x = f (f x)

*Main> applyTwice (+2) 10
14
*Main> applyTwice ("Hello " ++) "Haskell"
"Hello Hello Haskell"

ラムダ式

1回だけ必要な関数を作るときに使う無名関数をラムダ式と呼ぶ。主に高階関数に渡す関数を作るときに使われる。ラムダ式を宣言する場合は \ を使う。

Prelude> map (+1) [1,2,3,4] -- 部分適用
[2,3,4,5]
Prelude> map (\x -> x + 1) [1,2,3,4] -- ラムダ式
[2,3,4,5]

今回はカリー化と部分適用、ラムダ式まで。

LINE Messaging API と Google Apps Script で LINE BOT を作ってみる

LINE Messaging APIGoogle Apps Script で LINE BOT を作ってみるメモ。今回は、LINEのグループに送信したメッセージをメールで転送するBOT

アカウント作成 / BOT設定

※事前にLINEアカウントを作成すること

「LINE Business Center > サービス」の Messaging API で、「Developer Trial を始める」から LINE Business Center アカウントを登録する。

アカウントを登録すると LINE@ MANAGER ページが表示されるので、「APIを利用する」をクリックする。

「アカウント設定 > Bot設定」で以下を設定する。

  • リクエスト設定 > Webhook送信 > 「利用する」にチェック
  • 詳細設定 > Botグループトーク参加 > 「利用する」にチェック

BOTを友達に追加したときや自動応答のメッセージが不要の場合は「自動応答メッセージ」「友だち追加時あいさつ」のデフォルトメッセージを削除する。

最後に自分のLINEアカウントでBOTを友達に追加する。

LINE Developers

「アカウント設定 > Bot設定」のステータス欄にある「LINE Developersで設定する」リンクから LINE Developers ページを表示して Channel Access Token を発行する。これは、Google Apps Script から Messaging API にアクセスする際に使う。

Google Apps Script

今回、サーバを立てる代わりに Google Apps Script を使う。Google アカウントがあれば使えるので便利。

LINE BOT のプロジェクトと、処理を記述するスクリプトファイルを作成する。作成したプロジェクトは Google Drive に保存される。

LINE BOT からは POST でメッセージが渡ってくるので、doPost 関数を定義する。今回は受け取ったメッセージと送信したユーザの名前をメールで転送する。

var CHANNEL_ACCESS_TOKEN = '<CHANNEL_ACCESS_TOKEN>';

function getUsername(userId) {
  var url = 'https://api.line.me/v2/bot/profile/' + userId;
  var response = UrlFetchApp.fetch(url, {
    'headers': {
      'Authorization': 'Bearer ' + CHANNEL_ACCESS_TOKEN
    }
  });
  return JSON.parse(response.getContentText()).displayName;
}

function doPost(e) {
  var messageText = JSON.parse(e.postData.contents).events[0].message.text;
  var userId = JSON.parse(e.postData.contents).events[0].source.userId;
  var username = getUsername(userId);
  
  MailApp.sendEmail('sample@mail.com', 'Forwarded LINE Messages', 'From: ' + username + String.fromCharCode(10) + messageText);
  return JSON.stringify({});
}

LINE API Reference を参考。

作成したスクリプトは「Publish > Deploy as web app…」で Web アプリとして公開する。Who has access to the app は Anyone, even anonymous を選択する。デプロイすると URL が表示されるので、コピーして LINE Developers の Webhook URL に設定する。

まとめ

思いの外、簡単に LINE BOT が作れる。あと、複数人トークグループトークは違うので要注意。


追記

メッセージをリプライするだけのBOTを作る場合は以下。

var CHANNEL_ACCESS_TOKEN = '<CHANNEL_ACCESS_TOKEN >';

function doPost(e) {
  var replyToken = JSON.parse(e.postData.contents).events[0].replyToken;
  var messageText = JSON.parse(e.postData.contents).events[0].message.text;
  UrlFetchApp.fetch('https://api.line.me/v2/bot/message/reply', {
    'headers': {
      'Content-Type': 'application/json',
      'Authorization': 'Bearer ' + CHANNEL_ACCESS_TOKEN,
    },
    'method': 'POST',
    'payload': JSON.stringify({
      'replyToken': replyToken,
      'messages': [{
        'type': 'text',
        'text': messageText + '!!!!',
      }],
    })
  });
  return JSON.stringify({});
}